ニュース
設置翌日から稼働
~ AI水位監視で橋梁の安全を24時間守る ~
2026年4月18日
導入事例
はじめに
梅雨や台風シーズンにおいて、橋梁下の河川水位の上昇は交通安全に直結する重要なリスクです。 従来の水位監視は、現地パトロールや固定式水位計に依存しており、設置工事に数週間を要するほか、リアルタイム性にも課題がありました。
JOTSUのAI水位監視システムは、LTEカメラを設置した翌日から24時間体制での自動監視を実現します。 土木工事や通信インフラの整備は不要で、電源を投入するだけでクラウドに接続され、AIが水位を常時解析します。
異常を検知した場合は、即座にアラート通知を送信し、迅速な状況把握と対応を可能にします。
AI水位監視の仕組み
システムは3つのレイヤーで構成されています。
カメラが30秒ごとに橋脚を撮影し、AIが画像内の以下の3本線を自動認識します。
AIが検出する3本のライン
- 橋脚頂部線(水色)— 橋脚の最上部を基準点として認識
- 水位線(橙色/報警時は赤色)— 現在の水面位置を実時間で追跡
- 警戒線(赤色破線)— 管理者が設定した危険水位のしきい値
水位線が警戒線を超過した瞬間、システムはリアルタイムで管理担当者へ通知を送信します。 検出信頼度は常時0.96以上を維持しており、高精度かつ安定した監視を実現します。
実際の監視画面
以下は、実際の導入現場(新揖斐川橋耐震)でのリアルタイム監視画面です。
左側の検出フレームでは、AIが橋脚の輪郭を黄色マスクで特定し、橋脚の最上部に水色のライン、水面位置に橙色のラインを描画しています。右側の検出状況テーブルで、検出状態・信頼度・マージンなどの数値をリアルタイムで確認できます。
下部の推移チャートでは、直近の水位変化を時系列で把握できます。 青線(水位)が赤い警戒線に接近・超過したタイミングで、アラートが自動発報されます。
ダッシュボードでは、全デバイスの稼働状況・位置情報・天気情報をマップ上で一括確認可能です。 複数橋梁の同時監視にも対応しています。
デモ画面の閲覧や導入に関するご相談をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください
お問い合わせなぜ「設置翌日」から稼働するのか
従来の水位計システムでは、センサー据付・配線工事・通信回線開通・サーバー設定と、本番稼働までに2〜4週間を要するのが一般的です。JOTSUのシステムが設置翌日に稼働できる理由は、以下の通りです。
① 電源ONで即通信
LTE内蔵カメラ+産業用ルータ構成により、光回線やLAN配線は不要です。 電源を投入するだけで、4G/LTE回線を通じてクラウドへ自動接続されます。
② AI設定は画面操作のみ
警戒線の位置・通知先・検知時間帯などの各種パラメータは、Web画面上で簡単に設定可能です。 プログラミングやサーバー構築は一切不要です。
③ クラウド側でリアルタイム処理
画像解析・アラート判定・データ蓄積はすべてクラウド側で実行されます。 現地デバイスの設定変更やファームウェア更新は不要です。
④ 即日アラート受信
設置当日に初期設定を完了すれば、翌日の検知時間帯開始とともに自動監視が開始されます。 異常検知時には、即座にメールやWebhookで通知が送信されます。
4つの特長
本システムの主な特長は以下のとおりです。
AI水位監視の特長
- 30秒間隔のリアルタイム検知 橋脚と水位線を同時に認識し、信頼度0.96以上の高精度な検出を実現
- 越流の瞬間を即検知 水位が警戒線を超過した瞬間にアラートを発報 ※クールダウン(例:600秒)設定により過剰通知を防止
- 最大90日間のデータ保存 水位Y・警戒線Y・マージン・信頼度をCSV形式でダウンロード可能 事後分析やレポート作成に活用できます
- 検知時間帯の柔軟設定 例:08:00〜18:00のみ検知 夜間の誤検知を抑制し、必要な時間帯に限定した監視が可能
導入ステップ
現地調査・カメラ設置
橋脚を俯瞰できる位置にLTEカメラを設置 電源のみ確保すれば、通信は内蔵SIMで完結
初期設定(当日完了)
Web画面からデバイス登録・警戒線設定・通知先・検知時間帯を設定
翌日から自動監視開始
検知時間帯に応じてAIが自動稼働 以降の処理はすべてクラウドで完結
従来方式との比較
| 従来の水位計 | JOTSU AI水位監視 | |
|---|---|---|
| 導入期間 | 2〜4週間 | 翌日稼働 |
| 通信インフラ | 光回線・LAN必要 | LTE内蔵で即接続 |
| 電源 | 商用電源必須 | ソーラー対応可 |
| 検知方式 | 水位センサー | AI画像認識 |
| 視覚的確認 | 数値のみ | 画像+数値+推移 |
| 報警 | 閾値通知 | 越流検知+画像通知 |
| データ保存 | 別途構築 | クラウドで保存 |
まとめ
JOTSUのAI水位監視システムは、 「カメラを設置し、電源を投入するだけ」で翌日から本番運用が可能な防災ソリューションです。
30秒間隔の高精度AI検知、リアルタイムアラート、長期データ蓄積をクラウドで一元管理。 従来の水位計が抱えていた導入期間・インフラ依存・視覚情報の不足といった課題を、画像解析技術によって解決します。
梅雨・台風シーズンを前に、橋梁管理者様・自治体ご担当者様は、ぜひ一度ご相談ください。