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全カメラをAIが自動点検
~ AI画像見回りサービスを新たにリリース ~
2026年7月13日
リリース
はじめに
JOTSU株式会社は、監視カメラの「前日」と「当日」の静止画像をAIが自動比較し、カメラの向きの変化や現場状況の変化を検出・表示する新サービス「AI画像見回りサービス」をリリースいたしました。
本サービスでは、毎日に全監視カメラを自動巡回し、差異が検出されたカメラをアラート表示するとともに、その判定理由を自然言語でわかりやすく提示します。これにより、専門知識がない方でも異常の内容を迅速に把握できます。
従来、多数の監視カメラ映像を目視で一台ずつ確認するには、多くの時間と労力を要していました。本サービスでは、AIが毎晩自動で画像比較を行い、確認が必要なカメラのみを抽出することで、監視業務の大幅な効率化と省力化を実現します。
解決する課題
監視カメラの運用現場では、以下のような課題が多く発生しています。
AI画像見回りサービスが解決する課題
- 画像変化の確認作業 多数の監視カメラの画像変化を目視で確認するには、多大な時間と労力がかかります。
- カメラの向き変化の検知 風雨や振動などによりカメラの向きが変わり、本来の監視範囲から外れてしまう場合があります。AIが向きの変化を自動検知し、迅速な対応を支援します。
- 現場の進捗・環境変化の把握 工事の進捗状況や資材搬入、設備配置の変更など、現場の変化を画像から客観的に把握・記録できます。
- 斜面・法面の変化検知 山の斜面や道路法面の変化を検知し、災害対策や安全管理に活用できます。
本サービスでは、前日と当日の画像をAIが毎日自動比較し、差異が検出されたカメラのみを抽出・表示します。これにより、監視担当者は要確認箇所に集中して確認でき、日常点検業務の効率化を実現します。なお、最終的な判断については目視による確認を推奨しています。
特長・メリット
全自動点検
毎日深夜に全監視カメラの画像をAIが自動点検します。要確認カメラのみを抽出することで、人手による日常点検業務を大幅に削減します。
自然言語判定
カメラの向きの変化や現場状況の変化について、AIがその理由を自然言語でわかりやすく表示します。専門知識がない方でも状況を容易に把握できます。
高速処理
CLIPを用いたGPUによる一次判定により、大量のカメラ画像を短時間でスクリーニングし、効率的な点検を実現します。
セキュア
クラウド環境およびオンプレミス環境の両方に対応しています。オンプレミス構成では画像を外部へ送信せず、情報漏えいリスクを抑制します。クラウド構成ではTLS暗号化通信により、安全に画像を伝送・処理します。
拡張性
200〜400台規模の実運用に対応しており、監視カメラの追加やシステム拡張にも柔軟に対応できます。
柔軟性
差異判定の閾値は任意に調整可能です。運用要件に応じた最適な設定により、さまざまな監視環境へ柔軟に対応できます。
デモ・検証のご案内
実際のAI判定デモ画面のご閲覧や、お客様の現場映像を用いた検証をご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。
導入効果
本サービスは、既設の監視カメラをそのまま活用するため、新たなカメラの設置が不要で、初期投資を最小限に抑えることができます。
(従来:数時間)
※上記は当社検証環境における評価結果です。実際の効果は運用環境や運用方法により異なる場合があります。
システム構成
本サービスは、既設の監視カメラから取得した静止画像を活用し、AIが前日画像と当日画像を自動比較して差異を検出する画像巡回サービスです。クラウド環境を基本構成とし、お客様のご要件に応じてオンプレミス環境やSIM閉域網での構成にも対応します。
システム構成の特長
- 暗号化通信 クラウド構成では、TLS暗号化通信により画像を安全に伝送・処理します。
- セキュア オンプレミス構成では画像を外部へ送信せず、ローカル環境内でAI処理を実施するため、情報漏えいリスクを低減します。
- 高速スクリーニング CLIPを用いたGPUによる一次判定により、大量のカメラ画像を短時間でスクリーニングします。
- スケーラブル 200〜400台規模の実運用に対応し、カメラ増設にも柔軟に対応できます。
判定フロー(全自動)
毎日深夜、全監視カメラを対象に以下の3ステップでAIによる自動点検を実施します。
前日と当日の静止画像をGPU上で高速比較し、類似度が設定閾値を下回った画像のみを候補として抽出。(処理時間:約10秒/1GPU)
候補画像についてAIが詳細解析を行い、カメラの向き変化・現場状況の変化を判定。判定理由を自然言語で自動生成し、分かりやすく提示します。
差異を検出したカメラのみをダッシュボードへアラート表示。カメラID・前日画像・当日画像・AI判定結果・判定理由を表示します。
ダッシュボード
ダッシュボードでは、稼働カメラ数・差異検出台数・正常台数をリアルタイムで確認できます。各カメラはカード形式で表示され、差異が検出されたカメラはアラート表示により一目で識別できます。
差異比較画面
カードをクリックすると、前日画像と当日画像を並べて表示し、AIによる判定結果と判定理由を確認できます。
AI判定例(向き変化)
⚠ AI判定:差異を検出しました(向き変化)
カメラの向きが前日から変化しています。画角全体が右方向へ約12度移動しており、海岸線および護岸の位置が前日と比較して変化しています。カメラ設置状況をご確認ください。
検出例
例1:カメラ向き変化 CAM-029 国道・海岸線工区 — AIが画角全体の右方向への約12度の変化を検出しました。
前日の画像(2026/06/09)
当日の画像(2026/06/10)
例2:現場変化 CAM-198 資材ヤード
前日の画像(2026/06/09)
当日の画像(2026/06/10)
⚠ AI判定:差異を検出しました(現場変化)
資材ヤード内で差異を検出しました。前日と比較し、新たにパイプ資材が搬入され、車両およびカラーコーンの配置にも変化が確認されました。本件はカメラの向き変化ではなく、現場状況の変化と判定しています。
適用分野
本サービスは、以下のような監視業務で活用できます。
道路監視
河川監視
港湾監視
建設現場
法面・斜面監視
資材ヤード
工場設備監視
太陽光発電設備
風力発電設備
まとめ
AI画像見回りサービスは、既設の監視カメラから取得した前日・当日の静止画像をAIが自動比較し、カメラの向き変化や現場状況の変化を検出するAI画像巡回ソリューションです。
毎日深夜に全監視カメラを自動点検し、差異が検出されたカメラのみを抽出・通知します。AIは判定理由を自然言語で分かりやすく提示するため、専門知識がない方でも異常内容を迅速に把握できます。
これにより、監視確認作業を約80%、巡回・点検業務を約70%削減し、異常発見までの時間を従来の数時間から数分へ短縮します。
既設設備を活用しながら監視業務の効率化・省力化を実現したい自治体、インフラ管理事業者、建設会社、設備管理会社の皆様に最適なソリューションです。
※本資料に掲載している画面およびAI判定結果はイメージです。判定条件や閾値は、お客様の運用環境・運用要件に応じて柔軟に設定・調整できます。