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JAKA協働ロボットにJotsu AI視覚システムを搭載した外観検査テストを完了
― ロボット搭載AIカメラによる金属部品の自動外観検査を実証 ―
2026年7月14日
お知らせ
本テストでは、協働ロボットアームの先端に搭載したAIカメラを用いて金属円筒部品の表面を自動スキャンし、傷・打痕・凹み・変形などの外観欠陥をリアルタイムに検出するシステムを構築しました。
これにより、協働ロボットによる自動搬送とAI画像認識による外観検査を組み合わせた統合ソリューションとして、製造現場における品質管理の自動化・省人化に向けた有効性と実用性を実証しました。
テスト概要
製造業では人手不足や熟練検査員の不足を背景に、協働ロボットの導入が急速に進んでいます。一方、金属部品の外観検査は現在でも熟練検査員による目視検査に依存する工程が多く、表面の微細な傷や打痕、凹みなどは照明条件や観察角度によって見え方が変化するため、検査品質のばらつきや見逃しが課題となっています。
Jotsuでは、このような課題を解決するため、AI画像認識技術を活用した自動外観検査システムの開発を進めてきました。
今回のテストでは、JAKA社製協働ロボットアームの先端にJotsu AI視覚センサを搭載し、ロボットが対象物の周囲を自動走査しながら撮影した画像をAIがリアルタイムに解析することで、金属円筒部品の外観欠陥を高精度に検出することを実証しました。
本テストでは、以下の項目について検証を実施しました。
連携の仕組み
本テストシステムは、JAKA協働ロボットのアーム先端に搭載したAIカメラとJotsu AI視覚システムを連携し、ロボットのスキャン動作とAI画像認識をリアルタイムに同期させるシステムを構築しました。
ロボットアームが対象物に沿って移動しながら画像を取得し、Jotsu AIが各フレームをリアルタイムに解析して傷・打痕・凹み・変形などの外観異常を検出します。判定結果はシステムへ即時に記録され、必要に応じてアラート通知や製造設備との連携を行うことで、品質管理の自動化を実現します。
本システムでは、協働ロボットが一定の軌跡・距離・姿勢で対象物をスキャンすることで、常に一定条件で画像を取得できます。さらに、Jotsu AI視覚システムが取得画像をリアルタイムに解析することで、安定した検査品質と高い再現性を実現します。また、ロボットの動作とAI判定を並行して実行することで、検査工程の自動化とタクトタイムの短縮にも貢献します。
実証結果
本テストを通じて、協働ロボットとJotsu AI視覚システムを組み合わせた外観検査ソリューションが、実際の製造現場において高い実用性を有することを確認しました。
| 検証項目 | 実証結果 |
|---|---|
| 表面欠陥検出 | 傷・打痕・凹み・変形・異物付着などの外観欠陥を高精度に検出 |
| 検査タクトタイム | スキャンとAI判定を同時実行し、約1.2秒/部品で検査を完了 |
| AI判定精度 | 熟練検査員の判定と高い一致率を確認 |
| 検査データ管理 | 判定画像・欠陥種別・ロボット動作情報を時系列で保存・再生可能 |
| システム応答 | 欠陥検出時にリアルタイムでアラート通知および設備連携が可能 |
今後の展開
Jotsu株式会社は、本テストの成果をもとに、協働ロボット向けAI外観検査ソリューションの製品化を進めてまいります。まずは製造業のお客様を対象に、既存の協働ロボットへ後付け可能なAI視覚システムとして提供を開始し、外観検査工程の自動化・省人化・品質向上を支援してまいります。
また、JAKA社製ロボットに加え、各種協働ロボットメーカーとの接続検証も順次進め、メーカーに依存しない汎用的なAI視覚プラットフォームの構築を目指します。
今後は外観検査だけでなく、部品の位置決め、組立支援、ピッキング、寸法確認、品質トレーサビリティなどへの応用も視野に入れ、AI画像認識技術とロボット制御技術を融合したスマートファクトリー向けソリューションの展開を推進してまいります。